デジタルサイネージ
2022.11.18
デジタルサイネージ広告とは?種類から従来広告との違いまでていねいに解説
目次
ディスプレイやインターネット回線の発展を背景に、新たな広告媒体として「デジタルサイネージ広告」への注目が高まってきました。
今回は、そんなデジタルサイネージ広告と従来のアナログ広告との違いから種類や費用まで、基礎知識を詳しく解説します。
デジタルサイネージ広告とは
ディスプレイやプロジェクターなどの電子機器を使って情報を発信する看板のことを「デジタルサイネージ」と呼び、その機器上で電子的な映像として表示される広告を「デジタルサイネージ広告」といいます。
デジタルサイネージ広告の市場規模
デジタルサイネージ広告は、大型で性能の高いLEDビジョンや高速・大容量のインターネット回線の登場を背景に注目を集めるようになり、その市場規模は拡大傾向にあります。
株式会社CARTA HOLDINGSと株式会社デジタルインファクトが2021年9〜11月に実施した調査では、2021年の市場規模は前年比114%の594億円となる見通しに。また2025年には、2021年比でおおよそ2倍の1,083億円になると示されました。
(参照:株式会社CARTA HOLDINGS プレスリリース「CARTA HOLDINGS、デジタルサイネージ広告市場調査を実施」2021, 12, 09)
デジタルサイネージ広告の種類
続いて、2019年に発表された「デジタルサイネージ市場総調査」の分類を元に、デジタルサイネージ広告の種類をご紹介します。
交通広告
電車内や駅構内はデジタルサイネージ広告の設置数が多く、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。電車の運行状況など大切な情報がタイムリーに更新されるだけでなく、サービスや沿線スポットの宣伝広告なども表示されます。
また最近ではタクシーにデジタルサイネージが設置される例が増えてきているほか、空港やバス、サービスエリアなどにまで活用の場が広がってきています。
交通機関は利用客数が多く、また多くの人々が習慣的に利用するものであることから、人の目に触れやすく認知度を高められること、商品やサービスを繰り返しアピールできることなどが特徴となります。
ビルボード(屋外ビジョン)広告
ビルボード(屋外ビジョン)広告は、駅前や交差点、幹線道路沿いなど人通りが多い場所のビル・店舗壁面に設置されたデジタルサイネージ広告です。動画と音楽を合わせた注目を集めやすいコンテンツがさまざま配信されており、通行人に対して広く効率的に働きかけができる媒体といえます。
インストアメディア広告
インストアメディア広告は、スーパーやコンビニエンスストアをはじめとした店舗や大型の商業施設などに設置されており、商品・サービスの宣伝広告からキャンペーン情報まで、さまざまなコンテンツが配信されます。
店舗ごとの特性や来店者層に合わせてより的を絞った発信ができること、日常的に利用される店舗であれば繰り返し人々の目に触れられることから、高い広告効果が期待されます。
デジタルサイネージ広告と従来の広告の違い
デジタルサイネージ広告と看板やポスターといった従来のアナログ広告との間には、主に
コンテンツの表現の幅
見やすさ(視認性)
コンテンツ変更の柔軟性
の3つの違いがあります。
コンテンツ表現の幅が広い
従来の広告では静止画でしか伝えられなかった内容も、デジタルサイネージ広告では動画や音声まで掛け合わせて表現することができます。より多くの内容を魅力的にターゲットに伝えられるのはもちろんのこと、そのインパクトの強さから人々の印象に残りやすくなる点も、従来の広告との大きな違いだと言えるでしょう。
夜間でも明るくて見やすい
ディスプレイやプロジェクターなどを使って表示するデジタルサイネージ広告は、ポスターや看板と異なり発色・発光しているため、時間を問わず目につきやすく読みやすいという特徴を持ちます。
中でも、お店と地域と人を繋ぐ新しいサイネージシステム「パッチサイン」のディスプレイは2500cdとテレビのおよそ7倍の明るさ。夜間だけでなく日中でもしっかりと人々の注意を引きたい、という方におすすめです。
時間帯や客層に合わせてコンテンツ内容を変更できる
従来の広告の場合、発信する内容を変更するには印刷や貼り替えなどに多くの手間と費用がかかるため、短期でも日数単位で契約や掲示を行うのが一般的でした。
一方でネットワークに繋いで運用するタイプのデジタルサイネージ広告であれば、遠隔でも簡単にコンテンツの内容を変えられます。時間帯や天候に合わせたコンテンツを配信したり、キャンペーン情報などをリアルタイムで表示したりと、柔軟な運用が叶うのが強みの一つと言えるでしょう。
デジタルサイネージの広告出稿にかかる料金は?
デジタルサイネージ広告を出稿するためにかかる費用は、広告の長さや掲載する期間、掲載場所などによってさまざまです。ここでは、いくつかの費用例をご紹介します。
掲載場所 | サイズや条件 | 費用(税別) |
---|---|---|
JR東日本 車内サイネージ(ドア上部、トレインチャンネル) | サイズは車両によって異なる・15秒 掲出期間:1週間 | 2,800,000円〜 |
東京メトロ Tokyo Metro Vision | サイズは車両によって異なる・15秒 掲出期間:1週間 | 3,400,000円〜 |
新宿アルタビジョン | 7,204×12,806m(92.25㎡)・15秒 掲出期間:1週間 | 1,200,000円 (15秒×4回/H×7日間) |
(参照:ジェイアール東日本企画「MEDIA LINE UP 2022」,メトロアドエージェンシー「TOKYO METRO MEDIA GUIDE 2022」スタジオアルタ「新宿アルタビジョン」)
パッチサインなら広告の相互配信も可能!
「コストをできるだけ抑えながら、デジタルサイネージ広告を幅広く展開したい」という方には、お店と地域と人を繋ぐ新しいサイネージシステム「パッチサイン」がおすすめです。ここではパッチサインの特徴を3つご紹介します。
広告の相互配信で集客力UP
パッチサインでは、出稿する広告コンテンツの出稿範囲を自由に決めることができ、また相互配信ができるため、幅広い場所でコンテンツを配信できるのが魅力の一つです。
また決まった周期で他社の広告が流れる仕組みを実現しているため、他社コンテンツの表示回数に応じた広告収入を得ることが可能に。デジタルサイネージ広告の運用コストの負担軽減にもつなげていただけます。
※相互配信は2023年春よりリリース予定。
導入が簡単で手軽に使い始められる
パッチサインなら、ディスプレイの事前準備が必要ありません!手軽に導入が可能です。また、月額プランの場合、サービス利用料はもっとお得に導入いただけます。
さらに使いやすさと高機能が備わった、オリジナルモデルのディスプレイを無料で使用可能。ディスプレイは解説動画を見ながらかんたんに設置できるため、初めてデジタルサイネージを導入される方でも安心です。
簡単にコンテンツを制作できる
パッチサインでは、スマートフォンひとつで簡単にコンテンツを作成できます。
フォントの種類やカラーの指定からアニメーションの設定まで、誰でも手軽に操作できるため、管理者さまご自身でコンテンツ制作を行っていただけます。またコンテンツのアップロード・配信スケジュールもお持ちのデバイスで設定できる上、ほかの媒体で発信したコンテンツも活用できるため、効率的な運用ができます。
まとめ
デジタルサイネージ広告とは、ディスプレイやプロジェクターなどの電子的な映像表示装置を使った広告のこと。視認性が高く人々の注目を集めやすいこと、手間や費用を抑えてコンテンツの更新ができることなどのメリットがあり、活用の幅が広がっています。
出稿をお考えの方は、事前準備はWi-Fiのみで簡単に使える「パッチサイン」にぜひご相談ください。
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