デジタルサイネージの活用事例6選！成功するために大切なポイント

ディスプレイやプロジェクターなどを用いて情報発信を行う「デジタルサイネージ」は、広告宣伝・販促、ブランディングなどの新たな手段として定着しつつあります。

今回は、そんなデジタルサイネージをより効果的に活用するヒントとして、主要な活用事例をご紹介します。導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

デジタルサイネージを活用できる場所って？

公共・交通機関

電車、バスといった公共交通機関の車内や、駅や空港ロビーなどに設置されたデジタルサイネージでは、リアルタイムで更新できる特性を活かし、交通機関の運行などに関わる重要な情報が発信されています。

特に多くの人が集まる駅や空港ロビーでは、インバウンド対応として多言語での案内がなされているのも特徴の一つです。

教育機関

さまざまな人が訪れる教育機関、特に大学では、講義やサークル、就職活動などに関わる学生向けの情報から、来校者向けのメッセージ、イベント情報などまで、多様なコンテンツが配信されています。

ホテル・レジャー・商業施設

ホテルではフロア案内、レジャー施設や商業施設などでは地図を用いた施設案内の用途で、デジタルサイネージが用いられるのが一般的です。

また訪れた人々が少しの間足を止めるエントランスやエレベーターホールなどで、商品やサービスの案内を配信したり、注意事項を周知したりするケースも見られます。

病院・薬局

病院や薬局などの待合室では、整理番号を使って順番に患者さんを案内するためのツールとして用いられているケースが多いでしょう。

またデジタルサイネージは情報発信だけでなく「空間演出」にも効果を発揮します。例えば医療機関では、ヒーリング効果を期待して自然などをテーマにした映像を流したり、オルゴール音楽を流したりしているところもあります。

小売店

スーパーマーケットをはじめとした小売店舗では、デジタルサイネージで商品・サービスを紹介したり、その時々のおすすめ商品を提案したり、割引情報をタイムリーに配信したりと、さまざまな用途でデジタルサイネージが活用されています。

自治体・市役所

役所などに設置されたデジタルサイネージは、医療機関と同様に順番案内用として用いられるほか、行政サービスについての周知が行われたり、災害情報がリアルタイムで更新されたりと、地域の人々の安心・安全な暮らしを支えるツールとしての役割も担います。 

デジタルサイネージの活用事例6選！

ここでは、特に有名なデジタルサイネージの活用事例を導入目的とあわせてご紹介します。

新宿に巨大3D猫が出現｜クロススペース 

2021年7月、新宿に3Dの巨大猫が現れたと話題に。その正体は、イベントスペースを内包する建物に据え付けられた大型ビジョンに映し出される、3D動画でした。大型ビジョンを効果的な広告媒体としてアピールするために、認知強化・視聴者の獲得を目指して行われた施策で、その宣伝効果が国内外で高く評価されて数々のアワードも獲得しました。

会社の広報として活用｜日本郵船

日本郵船は、企業の認知度の拡大やイメージアップを目的とし、東京都内のビルのサイネージで動画の配信を行いました。短い動画ではありますが、同社の理念「Bringing value to life」や手がけている事業の内容がコンパクトにまとめられています。

サイネージでクーポンを配布｜キリンビール・サークルKサンクス 

キリンビールとサークルKサンクスは、JR名古屋駅のコンコースに配置されたデジタルサイネージを利用した実証実験を実施。この実験は、表示した広告からアプリの起動を促し、その先でクーポンを配信して実店舗への送客を試みるというものでした。結果としてクーポンを取得した約1,500名のうち約86％がサークルKサンクスに足を運んだといい、プランニング担当者はデジタルサイネージが「認知」だけでなく「送客」の効果も発揮すると結論づけています。

マップ型サイネージで観光客に情報提供｜プリンスホテル

（出典：株式会社インセクト・マイクロエージェンシー「地域と宿泊客をつなぐコミュニケーションツールとしてマップ型デジタルサイネージシステム『FLOWMAP4D『を、次世代型ホテル『プリンス スマート イン熱海』に提供いたします」）

ICTやAI技術を導入したプリンスホテルの次世代型ホテルブランドでは、ロビーにマップ型のデジタルサイネージシステムを導入。交通情報や天気予報、観光・グルメ情報などの配信を行っています。また宿泊者から提供された情報もマップに反映されており、宿泊者どうしの情報交換やコミュニケーションの場としても機能しています。

市からの情報をタイムリーに伝達｜奈良市 

奈良市は2022年8月に、市内の近鉄線10駅にデジタルサイネージを新設すると発表しました。年間約6,200万名にものぼる鉄道利用者に向けて、災害情報や新型コロナウイルスにまつわる情報など、市からの情報を届けることを目的としています。

タクシーの後部座席に設置｜JapanTaxi・IRIS

（出典：株式会社ベクトル「東京都内最大規模となるタクシーデジタルサイネージ広告サービスの受付を開始。2019年2月1日より広告枠の販売スタート＆媒体説明セミナーも開始」）

タクシーの乗車時間を広告の視聴時間に変えるべく、JapanTaxiとフリークアウト社との合弁会社IRISは動画広告を配信するタクシーサイネージメディア「TokyoPrime」を普及させました。位置情報や乗客の顔情報をもとに広告を出し分ける機能が実装されており、より広告への注目・関心を喚起できるものとされています。 

デジタルサイネージ導入を成功させるポイント

続いて、デジタルサイネージの導入を成功させるために押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

課題や導入目的を明確にする

デジタルサイネージを導入するにあたっては、まずは現状の課題を整理した上で「導入することで課題をどのように解決したいのか、何を目指すのか」を明確にすることが大切です。

この点を明確にしておくと、導入する際に機器や運用方法を合理的に選択でき、成果を上げやすくなります。

例えば「紙媒体の印刷や掲示などの作業を廃止し、広報・販促にかかるリソースを削減したい」という目的がある場合。コンテンツ更新の手間をよりスムーズに行うために、遠隔でコンテンツ更新ができるネットワーク型のサイネージを選んでおくことで、よりリソース削減につなげやすくなるでしょう。

適切な設置場所を確保する

デジタルサイネージ導入の効果は、設置場所に大きく左右されます。例えば商品やサービスの宣伝・販促を目的とする場合、頻繁に人が行き来する場所や、多くの人が集まったり一時足を止めたりする空間に設置するなど、目的に合わせて適切な設置場所を確保するようにしましょう。

設置場所をあらかじめ検討しておくことで、そのスペースに合わせたディスプレイのサイズや設置方法、設置に必要なパーツなども明確になり、導入もよりスムーズに進めやすくなります。

良質なコンテンツを配信する

デジタルサイネージの導入・運用を成功させるためには、質の高いコンテンツを配信することも欠かせません。導入目的と設置場所をふまえて、静止画・動画といった形式や音声の有無、盛り込む情報などを検討しましょう。

コンテンツは画像・動画編集ソフトやデザインソフトなどを活用して自作することもできますが、よりクオリティ高いものに仕上げたい場合はプロに依頼するのもおすすめです。

デジタルサイネージを成功させるならパッチサイン！

コストや労力をできるだけ抑えて効果を出したい方におすすめなのが、お店と地域と人を繋ぐ新しいサイネージシステム「パッチサイン」です。

ここではパッチサインの特徴を3つご紹介します。 

導入が簡単で手軽に使い始められる

パッチサインは、スマホとWi-fiのみで手軽にサイネージを使い始められます。

ディスプレイは解説動画を見ながらかんたんに設置できるので、初めてデジタルサイネージを導入される方でも安心です。

簡単にコンテンツを制作できる

パッチサインでは、スマートフォンひとつで簡単にコンテンツを作成・配信できます。

フォントの種類やカラー、アニメーションの設定など、誰でも手軽に操作できるので、管理者さまご自身でもお手軽にコンテンツの制作が可能。コンテンツのアップロードや配信スケジュールもお持ちのデバイスで設定できるのに加え、ほかの媒体で発信したコンテンツも活用できるため、効率的な運用ができます。

コンテンツ作成もお任せ

「コンテンツ制作を行うスキルや時間がない......」

「お客さまに見てもらえるクオリティの高いコンテンツを作れるかどうか不安」

そんな時は、コンテンツ作成をパッチサインにお任せいただくこともできます。

プランは「画像プラン」と「動画プラン」で計3種類をご用意。コンテンツアイデアなどにまつわるご相談も承っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

デジタルサイネージを導入するにあたっては、現状の課題と導入目的を明確にした上で、適切な場所に設置し、良質なコンテンツを配信することが大切になります。

サイネージシステム「パッチサイン」では、コンテンツにまつわるご相談も承っております。無料デモも体験できるので、ぜひお気軽にお問い合わせください。