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デジタルサイネージ

2022.10.31

デジタルサイネージとは?意味や基礎知識、導入メリットまで徹底解説

デジタルサイネージとは?意味や基礎知識、導入メリットまで徹底解説

目次

マーケティングや顧客とのコミュニケーションの手段として活用が広がる、「デジタルサイネージ」。今回はその概要から活用のメリット、導入の流れまで詳しく解説します。導入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。 

デジタルサイネージとは

デジタルサイネージ

デジタルサイネージとはどのようなものか、まずは概要からご紹介します。

ディスプレイなどの電子機器で情報発信する看板のこと

デジタルサイネージとは、ディスプレイやプロジェクターなどの電子機器を用いて情報を発信する「サイネージ(看板・標識)」のこと。

商品やサービスの「広告宣伝・販促」だけでなく、ニュースや施設案内などの「情報提供」、施設や街の「空間演出」まで、さまざまな目的でコンテンツを展開するメディアとして活用されています。

デジタルサイネージの仕組み

デジタルサイネージには、大きく分けて「スタンドアロン型」と「ネットワーク配信型」の二つの種類があります。

【スタンドアロン型】

ディスプレイやプロジェクターなどの機器を、ネットワークに繋ぐことなく単体で稼働させるタイプ。コンテンツを記憶させたUSBメモリやSDカードを差し込むことで、コンテンツを表示させる。

【ネットワーク型】

機器をネットワークに繋いで稼働させるタイプ。サーバにアップロードしたコンテンツを、ネットワークを通じてディスプレイに表示させる。自社内に専用サーバを設置する「オンプレミス型」と、クラウドサーバを利用する「クラウド型」に分けられる。

デジタルサイネージの種類とそれぞれの特徴について、詳しくはこちら

デジタルサイネージが活用されている場所

デジタルサイネージは、渋谷の大型ビジョンに代表されるような街中の広告のほか、ホテルや商業施設の案内板、スーパーや小売店の集客ツール、病院や役所の待合案内ツール、オフィスや工場などの情報共有ツールなど……多様な場面で目にすることができます。

また防犯・防災情報や緊急時の一次情報を地域の方々に向けて配信するなど、公的機関や自治体での利用も増えていきています。

デジタルサイネージと従来の静止広告の違い

デジタルサイネージと静止広告には、主に次のような違いがあります。 


静止広告

デジタルサイネージ

視認性

印刷された静止画のみで訴求する

静止画だけでなく、

映像や音声も活用して訴求できる

運用の手間

コンテンツを変更するには、

印刷・梱包・配送・貼り替えが必要

システムの種類によっては、

遠隔地からのリアルタイム更新・複数台の一括更新ができる

情報の新しさ

貼り替えまでの一定期間、

同じコンテンツを表示し続ける

タイムリーに

最新情報を表示できる

視認性

デジタルサイネージは、輝度の高いディスプレイを使用することで、看板やポスターなどの静止広告と比べて、視認性が大幅に向上。さらにスライドショーや動画などを表示できるため、より多くの情報を具体的に・わかりやすく伝えられる媒体だと言えます。

またさまざまな動きと音によるインパクトのある表現で、より人々の目を引くことができる点も、静止広告との大きな違いの一つです。

運用の手間

デジタルサイネージは、ポスターなどのように印刷・梱包し、掲示場所まで配送して一つひとつ貼り出し作業を行う必要がありません。

ネットワークに接続することで「ある日のある時間にどのコンテンツを配信するか」を設定してディスプレイに反映させたり、離れた場所からコンテンツを変更したりできます。また複数台のデジタルサイネージを導入している場合、それらのコンテンツを一括で更新することも可能です。

情報の新しさ

デジタルサイネージでは表示するコンテンツを簡単に変更できるため、期間を決めて同じポスターなどを貼り出し続ける静止広告と比べ、最新の情報を届けやすい利点があります。

また時間帯などによってコンテンツ内容を出し分けることで、特定のターゲット層ごとに旬の情報を届ける手法が用いられている例もあります。

デジタルサイネージを導入するメリット4つ

続いて、店舗がデジタルサイネージを導入するメリットを4つご紹介します。

1.集客・販促につながる

  • 映像と音声を使ったインパクトのある表現で人々の目を引けること
  • 限られたスペースの中で多くの情報をわかりやすく伝えられること
  • タイミングやターゲット層に合った発信ができること

などから、より広範囲へ・効果的な情報発信が可能に。商品・サービスの認知や店舗への集客、購買意欲の促進の後押しになります。

2.他店と差別化ができる

  • 映像と音声を使ったインパクトのある表現で人々の目を引けること
  • アートや音楽などによる空間演出にも活用できること

から、個性をアピールしてほかの店舗との差別化を図りながら、店舗や商品・サービスのブランディングを行うことができます。またデジタルサイネージを活用してその店舗ならではの快適な空間を作ることで、顧客満足度を高めることにもつながるでしょう。

3.お店の雰囲気を伝えられる

  • 映像と音声を使った表現ができること
  • 限られたスペースの中で多くの情報をわかりやすく伝えられること

これらの利点を持つデジタルサイネージは、商品やサービスをアピールする意味合いだけでなく、顧客の心理的ハードルを下げるための手段としても活かせます。

例えば、店内の雰囲気や内装を見せたり、男性・女性それぞれのスタッフがいることを示したりすれば、初めてのお店への入りづらさを和らげることにもつながり得ます。

4.遠隔でもリアルタイムに情報発信ができる

  • コンテンツの更新に手間がかからず、タイムリーに最新情報を表示できること
  • 遠隔地からのリアルタイム更新・複数台の一括更新ができること

から、複数店舗を展開している場合でも、移動や作業に時間・コストをかけることなくタイムリーな情報を届けられます。キャンペーン情報や店舗の急な営業時間変更などについて “今” 発信したいときでも、安心です。

デジタルサイネージの導入ステップ

導入ステップ

ここからは、デジタルサイネージを導入するまでの流れを4つのステップに分けて解説します。

依頼する業者を選び、業者の担当者と話し合う

まずは

  • 現在どのような課題があるのか
  • 誰に・どこで・どのような情報を伝えたいのか
  • どのくらいの予算と工数をかけられるのか
  • コンテンツ制作や運用保守を含め、どの範囲までの業務を自社で行うのか

といった前提情報を整理した上で、条件に合う業者を探し比較検討を行います。 

サポート内容や費用感の合う業者が見つかったら、具体的なヒアリングへ。必要な機器やシステムの種類、プランなどの詳細な提案を受けるために、社内で整理した情報を伝えます。

導入・運用方法やゴールを決める

ヒアリングの内容をもとに、業者からの提案やアドバイスを受けながら

  • どこに設置し・いつ・どのような情報発信を行うか
  • コンテンツは、どのような素材を用いてどのように表現するか
  • 機器や配信システム・サービスは何を利用するか
  • インフラや連携システムなど、ほかに準備が必要なものは何か
  • 情報発信のゴール(目標)をどこに設定し、どのように効果計測を行うか

など、細かな導入・運用方法を決定します。このフェーズで、現場の視察を行う場合もあります。

デジタルサイネージを設置し運用準備をする

詳細が決まったら、業者に機器設置工事・システム設定などを進めてもらうことと並行して、運用準備を進めましょう。 

業者から機器やソフトウェアなどの操作方法について説明を受け、運用開始に向けたデモンストレーションを行ったり、オペレーション体制を整えたり。また実際にシステムの稼働テストなどを行っておくと、スムーズに運用に移れます。

デジタルサイネージを運用する

準備が整ったら、デジタルサイネージの運用をスタートします。打ち合わせ時に決めた方法に則って効果計測を行い、どれだけの効果が上がったかを記録しておくと改善につなげやすくなります。 

また長い間運用を続けていくと、機器に不具合が起きることもあるため、定期的にメンテナンスを行っておくことが大切です。

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【よくある質問】デジタルサイネージにまつわるQ&A

デジタルサイネージ

デジタルサイネージにどんな情報を掲載できる?

デジタルサイネージには、文字やイラスト、写真などを配した「静止画」のほか、実写の動画やアニメーションなどの「映像コンテンツ」、WebページやSNSの投稿、ニュース・天気予報などの外部情報といった「Webコンテンツ」など……多様なコンテンツを掲載できます。

デジタルサイネージを運用することで「どこで・誰に・何を伝えたいか」などの条件をもとに、よりターゲットに見てもらいやすく理解してもらいやすいコンテンツを選択できるとよいでしょう。 

デジタルサイネージの価格は?

具体的な価格は機器のサイズや性能などによってさまざまですが、デジタルサイネージ機器(ディスプレイなど)はレンタルの場合で1日あたり1万円前後、購入の場合で屋内用 10〜40万円、屋外用 40〜80万円ほどで利用できるのが一般的です。

また機器代のほかに、導入時にはソフトウェア利用料や工事費など、運用時には電気代やサーバ利用料をはじめとしたランニングコストがかかります。

デジタルサイネージの導入費用について、詳しくはこちら


デジタルサイネージの価格は?相場や安価で導入できるサービスも紹介|パッチサイン|パッとつくる、サッとひろがる。

ディスプレイやプロジェクターなどの電子機器を用いて情報を発信する、「デジタルサイネージ」。商品やサービスの広告宣伝・販促や、顧客とのコミュニケーション、情報共有...

patchsign.com

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さらにスマートフォンひとつで簡単にコンテンツを作成・配信できるので、初心者の方にもおすすめ。また定期的に他社のコンテンツを表示することで、表示回数に応じて広告収入が得られる仕組みもあるため、ランニングコストの負担軽減にもつなげられます。

「限られた予算の中で効果を出したい」「手軽に、質の高いデジタルサイネージを導入したい」という方は、ぜひ一度お問い合わせください。

デジタルサイネージを導入するデメリットはある?

ディスプレイを導入したり通信環境を整えたりするために、初期費用としてある程度まとまった費用が必要になることは、デメリットになるかもしれません。また電子機器を使用するため定期的なメンテナンスが必要で、故障が起きた場合には修理費用がかかる場合があることもあります。

静止広告でも印刷〜掲示、貼り替えなどの工程に人件費を含めたコストはかかるため、長い目で見て費用の試算を行った上で、ターゲット層や目的などもふまえて最適な方法を選択できるとよいでしょう。

まとめ

デジタルサイネージとは、ディスプレイやプロジェクターなどの電子機器を用いて情報を発信する「サイネージ(看板・標識)」のこと。商品やサービスの「広告宣伝・販促」だけでなく、ニュースや施設案内などの「情報提供」、商業施設や街の「空間演出」など、多様な目的で活用できるメディアです。

デジタルサイネージの導入をお考えの方は、ディスプレイが無料で使用できる「パッチサイン」がおすすめです。無料デモも体験できるので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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