プロモーション
2023.03.17
話題になったプロモーション事例8選!企画のポイントや戦略も解説
目次
商品やサービスを認知する・興味関心を持つ・購買意欲を持つという消費者の行動を後押しする「プロモーション」活動においては、PRや広告、セールス、SNSの活用など幅広い手法があり、多様な戦略が考えられます。
今回はプロモーション戦略を立てる際に参考になる、企業のプロモーションの成功事例を8つ紹介。また戦略を成功させるためのポイントについても解説します。
話題になったプロモーションの事例8選
SNSやデジタルサイネージ、オウンドメディア、実店舗、イベントなど多様なツールを活用して行われた、企業や団体によるプロモーションの事例を8つピックアップ。
それぞれプロモーションを実施に至った考えうる課題(実施背景)と、プロモーションのポイント、成果を合わせて紹介します。
1.インスタライブを活用したUNIQLO「LIVE STATION」
(出典:UNIQLO LIVE STATION)
衣料品の製造小売を手がけるUNIQLOが、2020年12月より、ライブ配信上で商品の紹介を行い販売につなげる「UNIQLO LIVE STATION」(ライブコマース)を開始した事例です。
【課題(実施背景)】
- コロナ禍で多くの店舗が休業や閉店を余儀なくされていた
- 従来のプロモーションでは、販売者から消費者への一方向のコミュニケーションのみにとどまっていた など
【ポイント】
- ライブコマースを活用することで、実店舗の休業・閉店があっても顧客との接点が持てる
- 消費者は商品の紹介を受けるだけでなく、コメントや質問を書き込むことも、さらに配信者から返答をもらうこともできる→双方向のコミュニケーションが可能に
【成果】
- 若年層を中心に多くの消費者がライブに参加し、重要な接点の一つとなっている
2.オウンドメディアを活用したプロモーション「となりのカインズさん」
(出典:となりのカインズさん)
ホームセンターCAINZを展開する小売企業・カインズが、自社で構築したオウンドメディアを活用してプロモーションを行っている事例です。
【課題(実施背景)】
- 店舗スタッフが培ってきた専門知識が、店舗以外の場所で活かされていない など
【ポイント】
- デジタルを活用したマーケティングを強化することで、リアル店舗での “1対1” の接客だけでなく “1対多” の接客が叶う
- 「商品を取り上げた記事によってどの層の購買変化があったか」をもとに、マーケティングにおける仮説検証や商品開発の工夫も行える
【成果】
- 創刊からわずか半年で月間100万PV超、1年以内に月間400万PV超を達成
- 記事が実際の店舗での売上につながるとともに、メディアからの問い合わせのきっかけにもなっている
3.気軽さから総投票数1,000万以上「きのこの山・たけのこの里総選挙」
(出典:明治「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018!1か月間で投票数300万票突破!たけのこ党、圧勝か…!?」)
チョコレート菓子ブランド「きのこの山」と「たけのこの里」を擁する食品会社・明治が、SNSを活用して大々的なプロモーションを行った事例です。
【課題(実施背景)】
- 「きのこの山・たけのこの里」は広く認知され、どこでも手に入るロングセラー商品であるがゆえに購入のきっかけが作りづらい
- メーカーから消費者に言いたいことを伝える一方的なコミュニケーションに課題感があった など
【ポイント】
- Twitterを活用して「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2018」キャンペーンを実施。ユニークなマニフェストの提示やタレントの起用などによって話題づくりを行った
- 対象商品の購入もしくはネットからの投票という誰でも参加しやすい仕組みにしたこと、さらに期間限定でオフラインでの投票ができるイベントも開催したことで、大きな話題に
- 商品に関する会話を通してファンとつながりを持つ、双方向のコミュニケーションが特徴
【成果】
- 最初の1ヶ月で「きのこの山・たけのこの里」やキャンペーンに関連するツイートは200万以上に。最終的に約1,600万もの投票がなされた
- テレビCMを積極的に打っていた時期と同等の売上が上がっており、時期によっては前年同月比140%を達成した
4.高級感から親しみやすさを開拓「メルセデス ミー」
(出典:Mercedes me)
自動車とそれにまつわる製品の輸入・販売を手がけるメルセデス・ベンツ日本が、新たなブランド戦略にもとづいて情報発信施設「メルセデス ミー」を展開した事例です。
【課題(実施背景)】
- メルセデス・ベンツに対して高級車のイメージが強く根付き、一般の消費者に「親しみづらい」「店舗に入りづらい」といった印象を与えていた など
【ポイント】
- メルセデス・ベンツに興味を持ってもらうことを目的とし、これまでのディーラー店とは異なり、カフェやレストランとしても利用しながら世界観を体験できる施設をオープンした
【成果】
- 期間限定でのオープンだったが、好評のため常設化するとともに、複数店舗展開や海外展開も開始
- 若年層を中心とした一般消費者という、新しい顧客層との接点が生まれた
5.Twitter・LINEで400万人が参加「ペプシ×本田圭佑」
(出典:サントリー食品「ペプシ新TV-CMに本田圭佑さんが登場!あの“リトルホンダ”と史上初の共演!ツッコミを連発!本田圭佑さんとCM初共演でツッコミを連発!」)
清涼飲料事業を手がけるサントリー食品インターナショナルが、主力商品である「ペプシ ジャパンコーラ」をリニューアル発売するにあたり、SNSを活用したキャンペーンを展開した事例です。
【課題(実施背景)】
- 主力商品のリニューアル発売にあたり、宣伝、話題づくりで盛り上げたい など
【ポイント】
- サッカー選手の本田圭佑さんとじゃんけん勝負ができ、勝てば「ペプシ ジャパンコーラ」がもらえる参加型のキャンペーンを、LINEとTwitterの機能を活用して実施
- 本田さんのコメントやじゃんけんの強さから反響が拡大
【成果】
- 約400万人が参加して大きな話題に
- キャンペーン終了後も「またやってほしい」といった声が参加者から寄せられる
6.地域とコラボしたプロモーション「ポケモン×地方自治体」
(出典:ポケモン・ウィズ・ユー財団)
「ポケットモンスター」にまつわる事業を展開する株式会社ポケモンが、地方自治体とコラボレーションして行っているプロモーション事例です。
【課題(実施背景)】
- 社会貢献活動「POKÉMON with YOU(ポケモン・ウィズ・ユー)」を通して、大震災の被害を受けた東北各県との間に生まれたつながりの中で、さらに一歩踏み込んだ観光復興を実現したい など
【ポイント】
- 地域ごとに選定された「推しポケモン」が、各地・各ポケモンの魅力を国内外に発信する→このプロモーションを多くの人が各地域を訪れるきっかけとし、地域とポケモンのファンを増やすことを目指す
【成果】
- ご当地ポケモンマンホールを設置する自治体が増え、観光スポットとしても認知されている
- 海外から訪れた観光客から「コラボグッズを購入したい」と問い合わせがあるなど、影響は海外にも波及
7.プロモーションが年の瀬の恒例行事に「今年の漢字」
(出典:日本漢字能力検定「2022年『今年の漢字』」)
日本漢字能力検定協会が「漢字検定試験(漢検)」の認知を高めるために実施したプロモーション事例です。
【課題(実施背景)】
- 漢字検定試験の志願者は1992年頃から増えてはいたものの、世間の漢字に対する関心はあまり高くなかった など
【ポイント】
- 誰もが1年を振り返る年の瀬に、世相を表す漢字を公募するという発想から「今年の漢字」をスタート
- 選ばれた漢字一字が京都 清水寺で大きな和紙に書かれる様子が、さまざまなメディアで取り上げられる
【成果】
- 実施前には12万人ほどだった志願者は、キャンペーン開始2年後の1997年には100万人を突破した
- 「一団体によるプロモーション施策」から、「年の瀬の恒例行事」に
8.ポスターをサイネージにすることで効率化「Zoff」
(出典:インターメスティック「Zoff横須賀モアーズシティ店」が“Eye Performance”店舗へと進化。」)
眼鏡の量販店・Zoffが、店舗でのプロモーションに使用するポスターをサイネージに置き換え、施策の効率化を図った事例です。
【課題(実施背景)】
- 店舗数の増加に伴い、各店舗でのポスター類の掲示・管理における業務負荷が課題に
- 店舗共通のポスターでは、店舗独自のキャンペーン情報の公開をはじめとした個別対応や外国語対応が難しかった など
【ポイント】
- ディスプレイなどの電子機器を使って情報発信を行う「デジタルサイネージ」を導入
- コンテンツはインターネットを経由して本社から送付する形で管理し、店舗ではディスプレイに挿入したSDカードのデータ入れ替えにのみ対応する運用に
【成果】
- 店舗でのポスター貼り替え作業が不要になり、業務負荷削減と効率向上が実現
- 紙のポスターと比べて内容のカスタマイズや変更が簡単になり、「店舗ごとにコンテンツを出し分ける」「キャンペーンの延長に伴って内容を変更する」といった運用上の工夫も、手間をかけずタイムリーに行えるようになった
プロモーション戦略を成功させるためのポイント
プロモーション戦略を成功させるためには、
- ターゲットとなる消費者にメリットが伝わるような施策を行うこと
- 施策の効果測定とそれにもとづく改善を行い、市場環境や消費者の行動の変容に対応すること
が重要になります。
デジタルサイネージを活用したプロモーションならパッチサイン
コストや労力を抑えながらプロモーション効果の向上を目指したい方におすすめなのが、お店と地域と人を繋ぐ新しいサイネージシステム「パッチサイン」です。ここではプロモーションツールとして「パッチサイン」を導入することの魅力を3つご紹介します。
低価格で気軽に導入できる
パッチサインなら、ディスプレイの事前準備は不要。簡単にデジタルサイネージを使い始めることができます。
導入や運用にかかる費用と労力を抑えられるため、「まずはお試しでデジタルサイネージをプロモーションツールとして導入してみたい」「プロモーション施策の費用対効果を高めたい」という方におすすめです。
簡単にコンテンツ制作できる
パッチサインにはコンテンツ制作用のテンプレートが用意されており、PCはもちろんスマートフォンやタブレットなどでも、管理者様ご自身でお手軽にコンテンツの制作や修正を行っていただけます。
フォントの種類やカラーの指定、アニメーションの設定も手軽に操作できるため、店頭でお客さまの目を惹くデザインを実現しやすく、またお客さまの反応を見ながらのコンテンツ調整も行いやすいのが魅力です。
コンテンツ作成もお任せ
「他の施策や店舗運営に忙しくコンテンツ制作ができない」「効果測定結果をふまえて、コンテンツをより質の高いものにアップデートしたい」という場合には、パッチサインの『コンテンツ丸投げプラン』でコンテンツ制作をまるっとお任せいただくことも可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
プロモーション戦略を立てるにあたっては、他社の成功事例を参考にしつつ、自社のプロモーションの目的・ターゲット・予算などを考慮した独自の戦略としていくことが大切です。まずはユーザーの分析から、施策検討を始めてみるとよいでしょう。
「画像や動画を使ったプロモーションを導入したい」「アナログの媒体を使ったプロモーション施策の、効率や費用対効果を高めたい」という方には、デジタルサイネージシステム「パッチサイン」の活用がおすすめです。ぜひご検討ください。
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